八ヶ岳楽しいねという話。

この日記の続きだ。

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5月4日の日記となる。それでこの日は、朝早くに起きてアルファ米とスープで朝食にした。テントで迎える朝は良いものだが、そこから撤収までの流れ、私に起こりうるイベントの中でトップクラスに嫌い。撤収したくない。今回は撤収時に急に150%くらいの便意が襲ってきたので片付けは妻に任せて私は遠いトイレに向かう。走りたいけど走ったら落とす。今日も幸せな一日を過ごしたいので落とすわけにはいかない。温厚で知られた私だが今は一味違うぞ。私に触るんでないぞ?

無事所定の場所に納めてきた。

さて、妻がほぼテント片付けていてくれたので、出発。前回の日記で載せた野天風呂の写真は行きがけに撮影したものである。裸の男性二人も裸のままこちらに手を振ってくれたので掲載許可も得ていると解釈して差し支えはあるまい。

ここから先はしばらく山の話なので特に書くことないです。残雪があったりなかったりなので、チェーンスパイクを履いては脱ぎ、履いては脱ぎ。履くたびに妻から「要領が悪い」と怒られ私は私でその物言いにムカついてちょっと嫌な気分になった。登山は必ずしもさわやかな気分でしなければならないとは限らない。イライラしながら美しい自然と対峙することだってある。心が洗われるような景色も別に実際に心を洗ってくれるわけではない。景色は景色、心は心、話は別だ。

嫌な話になったので風景でごまかそうではないか。こんな感じのところを歩いていた。八ヶ岳らへんである。

根石岳、東天狗岳という山を越えて、下山ルートに入る。特に危険な場所はなかったがそれなりに疲れるものだ。怒りとかそういうのはお互い有耶無耶にした。ライフハックだ。下山途中の湖畔の山小屋から本日いた山を振り返る。なかなかいい気分。

なお、この景色が本当に該当の山かどうかは私にはよく分かっていないがたぶんそうなんだと思う。山は人の心をおおらかにさせる。自然の前では誤差だ。

下山、また温泉に入り風呂上りにアイスを食べた。お風呂はまた硫黄泉。硫黄泉に入ると、これだよこれ!と言いたくなる。一番好きな泉です。ここも古びた風情がいいお風呂だった。あとアイスはとてもミルク感が強くて、八ヶ岳を全力でアピってきていた。

じゃあ帰ろうか。小海線無人駅、マジ無人。かなり暑い中歩いているので駅前に自販機くらいあるかな?と期待していたけど期待していた私たちが浅かった。駅舎こんなだもの。震えた。

しばらく待ってあとは電車乗って終了。乗り換えの小淵沢駅でまたつい蕎麦を食べてしまった。ボリュームあって美味しいのですよ。