髪切られ待ちの話。

美容院で髪を切られるのをずっと待っている。二時間ほど経過した。ここは予約制を取っていないのでみんな飛び込みだ。店員さん二人で明らかに手に余る人数のお客さんを捌いていた。カットしてもらいたいけど何度か「相当待ちますよ」で断られていた。しかし今日は連休の最終日、今日やっておかねばならない気になるじゃないか。ということで二時間経過だ。

待ちますと宣言したのでそれが不満なんではない。妻には他の店行けばいいのにと言われるんだけれども、髪切る店をそうちょくちょく変えるのってみんなやってるのだろうか。おじさん的にこだわりがないからこそ一回決めたここでずっとやってもらおうと思っているのですけど。出来上がりがどうであろうと、まあここの店の人がやってんだから大丈夫であろうくらいにはこだわりがない。毎回仕上がりにブレがあるけれど、おじさんの短髪が世間に及ぼす影響は皆無である。気にするほうがおかしいってもんだ。薄くなったなあと気にはするけどそういうことではない。

渡される雑誌に一度も目を通すこと無くずっと携帯をポニポニといじっている。ここ、カットとシャンプーで1,980円で安いのよね。ローカルなチェーンで、若いオネエチャンが少ないからおじさんでも入りやすい。女性がいてもおばちゃんか小中学生かなのでなんか楽。

鏡に映った顔を見てちょっとうんざりした気持ちになりながら、まだ待ちは続く。