茶碗蒸しの話。

ちゃんとした茶碗蒸しが好きだ。ちゃんとした、ということはちゃんとしてないのもあることが暗に読み取れるがそこはなんとなく分かって欲しい。

ちゃんとした茶碗蒸しは具材が表面に寄ることなく固まった卵液中にまんべんなく配置されているものであると考えている。法事のお膳とかによく出てくるやつね。というかお店で食べるものはみんなちゃんとしているな。今は回転寿司のも美味しいらしいしなあ。ちゃんとしてない茶碗蒸しは製法の関係なのかな、具が表面に集まるのは。味は出汁味だから嫌うようなものではないもののなんだかイマイチと感じてしまうんだ。今日ローソンで半額だったから買ってみたけどやはりなんかこう求めていなかった茶碗蒸しだった。

家に蒸し器があるからもっとカジュアルに作ればいいのでは、と思う。卵液さえちゃんと作れば具も好き放題できるよね。関東では出てこないが、茶わん蒸しは割と甘いものっていう原始の認識がある。東北の出身だから。青森ほどは甘くないけれども、栗の甘露煮は入ってるよね、くらい。家では栗の甘露煮は値段のハードル高いけれど卵を少し甘くするのならいけるだろう。

と、考えてたけれどあの具沢山はだいぶ手間かかりそうだなあ。小ロットの調理には向かないメニューですわね。たけのこ、シイタケ、鶏肉、銀杏、かまぼこ。うわー面倒。満足するものを家で作るの絶対面倒。

ちゃんとしていない茶わん蒸しに対しての認識を改めてあれで満足するようにするか…。仕方がない。