夕食と鍋の話。

昨日はキャベツと豚肉の鍋だった。
具はその他にエノキ茸とネギ。

このネギは会社でもらったネギ。深谷ネギと聞いた。立派なものを泥付きでもらったのよね。甘くておいしい。ネギをはじめとする野菜の甘味というものをしっかり感じられてかつそれをありがたく思えるようになったのは30代になってからかな。味覚が老いて落ち着いたのだと思う。いいことだと思う。刺激を求めるのも悪くはないし、穏やかな味を欲するのも自然だ。方向性が違うだけ。

この間一緒に食事した人が「今の野菜は昔に比べて美味しい、子供のころ嫌いだった野菜でもとても食べやすくなっている」と言っていた。昔ながらがとかくありがたがられる風潮にあるが、変化は進化でもある。ワイルドさだけがナチュラルではない。選択肢が増えるのはとても良い傾向だ。

あとスーパーで買ってきたヒラマサの刺身。
刺身としてはよく食べるのだが、魚としてはよくわからない馴染みが薄い気がする。よくわからないけど美味しいと思って食べている。ブリなんかと近いんですか?

明日の朝は残った汁に卵入れて小葱入れて雑炊にしよう。
鍋の残りの雑炊を一緒に食べることができる関係性(うちの場合は夫婦ですが)は凄いよ。だって残り汁だもの。
以前は職場の飲み会に鍋が出たら、〆のうどんとか雑炊もセットだったけど、あれみんな平気だったのかな。会社の同僚とか上司とかだよ。
私は酒飲んで結構どうでもよくなっちゃうし、日本ってそんなもんだろうと思ってるのであまり気にしないんだけども、今のご時世はご法度ですよね。
コロナ禍でもつ鍋屋さんとか全部死んだんじゃないの。
もちろん個鍋対応とかするんだろうけど、みんなで同じ食卓で別々の鍋を突くって、もうそれはいわゆる鍋じゃない。醍醐味と味わいゼロ。

以前からことあるたびに言って無視されているんだけど、地下アイドルのイベントとかで、メンバーが鍋食べてそのあとの雑炊を食べる権利とかオークションで売れば高値行くと思う。きんも。
無視されるのは面と向かってキモイって言わない優しさなんだな。