羅列的に。
子供の頃駄目だったのだけど今は美味しく頂きますな食べ物を。
こういう他人のどうでもいい情報って好きなのです。だから自分でも露出してみる的な。
今回は写真付だよ!(どっかから勝手に拾ったやつ)
・ナス
(before)
油吸いすぎ。
栄養的になくてもよさそう。
食感がいや。
味噌汁に入れると黒ずむ。
(after)
料理の幅が広がる。
それ自体に癖がないから楽。
ナス田楽とかたまらん。
ロシアにいるとき、仲良かったけどちょっと逆らえない系の日本人がいまして。
いい人かもしれないけど怖いっつうか。
何か気に入られてたんだけどたまに暴君的な発言をするというか。
最終的にはだいぶお世話になってるんで感謝してるのですが、複雑な表現しかできねぇ。
そんな人とつるんでたんですが、その人が料理好きで、僕が帰国する前にちっちゃくホームパーティーをしてくれて(かわいいですね)、そのときに作ってもらったうちの一品がナスのミートソーススパゲッティ。
ナス、食えねえ!その存在感の不明さと栄養のなさが食えねえ!
と思ったのですが、彼の厚意に感動したのと、あと何か食べないと殴られるんじゃないかといううっすらとした恐怖感でその料理を平らげ、あれ結構ナスうまいじゃん、となりました。
今では夏のヘビーローテーションです。
・ミョウガ
(before)
くさいまずい。
(after)
くさいうまい。
夏っぽい。
臭いですよね、この野菜。
もともと我が家に食べる習慣がなかったため、妻と付き合い始めた頃に、妻が頻繁に買ってくるのに辟易したものです。
ソレハイイタベモノジャナイヨー。
でも慣れは効果的です。嫌いなもんでも少しづつ練り込むように刷り込むように摂取させられれば大抵なんとかなります。冷たいうどん食べるときに、自分だけ薬味が一つ少ないとか、いつもの食事の小鉢が自分だけ一品少ないとかそういうことをジリジリされていると、悔しさもあいまって慣れます。
そんな嫌がるほどのもんじゃないじゃん、て開き直れます。
今では自ら買ってきて刻んでます。高くなく、手軽に野菜を取ったような気分になれる逸品。
夏っぽいのと薬味にすればだいたいなんにでも合うのでこれも夏は良く食べるねー。相変わらず臭いけど。
・パクチー
(before)
食べ物じゃない。
食べちゃいけない。
ぬくぁーっと臭いが口から鼻へ突き抜ける最悪の草。
(after)
人が嫌がる様を見るのが楽しい。
薬味としてではなくパクチーだけもりもり食べたい。
上の写真で食欲が湧く。
キングオブ好き嫌いが分かれるハーブ、パクチー。
親の庇護下を離れた頃、アジアンブームで結構エスニック料理屋が身近になっていました。
初めて食べるタイ料理とかベトナム料理とかは、変わってて辛くてちょっとオシャレ(人並みにそういうお年頃でしたので)ということで、割合頻繁に通ってました。
そこで出会った雑草みたいな薬味、一口食べて「ふんぬぁ」と声が出ましたよ。その場で吐かなかったのはエライ。そっからしばらくアジアン好きだけどパクチー駄目という片手落ちな状態で過ごしていました。mixiの「パクチー食えねぇ('A`)」コミュニティにも入っていました。
何でみんなカメムシ食べたことないのに「カメムシの味」と言われるのか不思議であるけれど、その表現ですべからく納得してしまうというのも不思議なところ。
エスニック料理のいいとこ全てをを台無しにする悪夢の草、パクチー。それが当初の印象でした。
それが。
なんということでしょう!(After部分です)
あるとき友人とタイ料理食べに行って、パクチー初体験の彼と改めて一緒にチャレンジしてみました。食べて「ふんぬぁ」やっぱりまずい、と思ったんだけれど一緒に言った友人が「ふんぬぁ」で済まないほどマイナス方面にエキサイティング。子供みたいに顔しかめながらワタワタしだして、はっきり言って面白い。
で、おもしれーなーって見てたら、急にカメムシの臭いがパクチーの香りに感じられるようになりました。あ、いける、と。あれ、好き?確認でもう一口。間違いない。ぬん、この草、好きー。
なんということでしょう!(2回目)
こればっかりは自分でも驚きですが、克服した理由は「パクチーで悶える友人が面白かったから」としか言えません。好き嫌いってこういうもんなのかしら?
とりあえず持つべきものは悶える友ですね。パクチーが嫌いな女の子に無理矢理食べさせるという斬新なフェティッシュも成立しそうです。あ、友人は男です。
今では可能であればパクチー増量で突き進まんばかりの勢いです。パクチーサラダも辞さないです。人生分からないもんです。
ちなみに、カメムシは食べ物らしいよー。
http://portal.nifty.com/2010/07/06/b/
さて、他にもたくさんあるのですが、とりあえず今回はここらへんで。