情報と価値観のアップデートって難しいよね。
古い情報で申し訳ない。
私の中のフォルクローレは20年前で止まっている。
古いうえに読んでもあまり伝わらなさそうな情報で申し訳ない。
よく一般向けにされる説明としては、「南米の民俗音楽」です。もちろんこういうのって一言では全く片付けられないんですけど便宜上それで。
「アンデスの家ボリビア」というお店がありましてその界隈の話は全くまとまらなくて私の大学時代の話を全部書かなければならない状況でここで書くことはないのだけれど、本日そこで販売しているCDリスト一覧をくまなく見ていた。
ああ、ここには私にとってのフォルクローレがある。
20年前の空気がある。
言葉が分かる。
自分が積極的に関わっていたころと今の状況は全然違う。
ものすごく端的に言うとYou Tubeがある。
なんとも情けない言及だが、You Tubeすげえよ。
海外のアーティストの映像がノータイムで入ってくるんだもの。
過去の動画とかもバリバリ上げてくるんだもの。
ライブ配信とかするんだもの。
昔はCDだった。それでもさらに昔のLP時代よりははるかにましだったが。
インターネット通販があったから。
また今の動画時代、自分たちの演奏風景を記録に残すのがたやすい。
また編集もできる。
とんでもないことですよ。みんなのすごいのが見やすくなった。
日本に散らばるフォルクローラーも当時は風の噂で情報収集ですもの。
名古屋大学のサンポーニャ吹きがすごいらしい。と聞いて、彼らの演奏が収められているVHSを人から借りてダビングして・・・
秋田には〇〇というダンスグループがあるらしいぞ・・・。
人脈のない学生なんてこんなもんでした。
交通費をかけることもできないし。
先輩の先輩の知り合いから聞いた、とかそんなのばかり。
本当に楽しかったなあ・・・。
今自分の周りではそのころからちゃんと音楽を続けている人たちもいる。
演奏家としてのプロも数人、本業を持ちながらもほぼプロみたいな知り合いも多い。
ほえ~というなんとも言えない感情で見ている。めっちゃすごい。
私は雰囲気で演奏して雰囲気で楽しんでいただけなので。
いまだに楽譜も読めないし、調もよくわからない。和音がよくわからない。
さ、私も40になりました。
40の手習い、始めますかね。
え、そんな言葉ないのか・・・60の手習いか・・・。
ぐぐった。