紙の日記を書き始めた話。

今年は紙の日記を書くぞということで昨年末に小さな手帳を買ったんだった。新年からちゃんと手書きで文字を書いている。

エントリーモデルの万年筆を持っていたのでインクを入れ替え、む、インクが出ない。ペン先が固まるほど長い間使っていなかったのでペン先をぬるま湯につけて青っぽいインクが溶け出すのを見つめた(会社でやってます)。

慣れないので文字が変ちょこになったりインクが出過ぎて潰れたりと散々な門出になったもののスタート。SNSで書いていた日記はまだ去年日付が12日分残っている。この辺に夫婦喧嘩しているので振り返るのがつまらない。でも半端に終わるの気持ち悪いから適当に濁しながら記録だけはしておこうね。

紙の日記、20年も前の大学生時代から書き始めて当時は気が狂ったように書いていた。小さな文字でページをびっしりと埋めて。読み返すのにも気力が必要な分量だが読んだところでくだらない内容しかないためあまり意味もない。20代なりになんぞ悩んでいたんだけれどもくだらないよなあ。他人の気持ちに対してであればはばかられるけれどもなにせ相手が過去の自分なので容易に断じられる。くだらん!おまえのはなしはくだらん!なお、社会人になってからは散発的になりSNSできてからはそちらに移行した。

記録としてまあいいかと思ったのはロシアに行ってシベリア鉄道に乗った時のもの、またロシア留学中に怠惰な生活をしていたときのものくらいか。その当時の日記にはたまにロシア語が混ざるので辞書見ないと読めない。自分で書いた文章が読めないってなんか珍しい体験であるな。本当にあれは私だったか?

今年書く日記も個人的にも無価値の物になるのは想像に難くないが、生活ってそういうものよね。流れていく時間は無為無為。死への楽しいカウントダウン。さあ頑張って記録しようじゃないか。