マイナンバーカードの話。

いろいろ動きがありましたね。

私は積極的に反対していない、くらいのスタンス。マイナポイントはせっかくだからもらっとくかと思っている。うちの自治体は予約制だけれども市役所内に休日のカード受け取り窓口を設置しているようなのでそれを活用すれば平日休めなくてもカードはゲットできる。じゃあ申請すっか。年末までポイントの為の期限延びたことだし。

ポイントなんてもともと税金じゃないか!プンスコ!ってのは全くもってそう思うんだけど、元が税金だとしたらそれを少しでも還付してくれるって言うんだから乗らない意地を張る必要もない。むしろみんなもらえるはずなのに意地張って自分だけ還付受けられない方が後で絶対腹立つと思う。もらっとこう。全部いったら2万円だよ。うちは夫婦だから4万円だよ。おおきい。子供いるうちなんかもっと行くでしょ。もらっとこ。

国に個人情報預けるのが怖いですか、そうですよね。そうなんだけど私は正直に自分がよく使っている楽天ソフトバンクに結構重要な情報預けちゃってるほうがもっと怖い。民間営利企業なんかよりもさすがにずっと信じられるくらいの国体を保っているとは思う。スマホの中身読み込まれてるのかと思うとLINEもちょっとやだ。でも利便性がなあ。そういうポリシーでLINE使ってないって人と連絡とりづらいもんなあ。マイナンバーも仕方ないよなって一般庶民が思えるくらいに利便性あればねえ。税金を漏れなくがっぽり徴収するのが最終目的だとしてそれでもいいから便利だなあと思える副産物を用意してほしいよね。

そして先般、マイナンバーカードと健康保険証の一本化が発表された。ああまで大きく報じられればもう既定路線なんでしょう。

これにももちろん賛否がやがやしているようだが、手法としてはよくやりました、ナイスですねーと思っている。河野氏のやり方なんだと思う。

もう内部では方向性が決まっているのに、発表するときの負のインパクトを恐れて少しずつしょぼいやり方で外堀を埋めていこうとして何年も何年もかかって何にも進んでいない件、いっぱいあるじゃない(具体例出せと言われるとなんなんですが)。調整という名目でどうしようもない膠着状態で議論すらできていない件とか。情報を小出しにしては批判食らって各所との調整が~理解が~で止まってしまう件とか。悪手。

今回ほどスパーっとやります!とゴールを明言された方が受け止める側もいくらかでも楽ではある。もちろん細かい問題点やら批判的意見やらものすごくいっぱいあると思うが、それをこれから聞いてそれこそ本当の意味で調整して修正してゴールを目指すやり方、とてもいいと思った。どうせ何言っても国が発表する以上は全方位から反対されるんだ。コロナの時の一律10万円給付だって全員が諸手を挙げて賛成していたわけじゃあるまい。必ずいちゃもんつけてくるんだ。だったらちまちまやるよりバーンと発表してくれた方がこちらも助かる。あ、やるんだ、というのがよく分かる。自分の中で問題点とか論点の整理と消化がしやすい。

仕事でもそうなんだけど、今までと変わらないのはとても楽。変化が起きそうなときは細かいマイナスをあげつらって変化を潰すのが楽。たぶん一般的にそういうもん。大きなメリットはあるけど細かなデメリットがあるとき、デメリットにばかり目が行ってじゃあ今のままでもいいのかな回ってはいるし…になりがち。

内容の賛否ではなく手法に関してはとても良かった。いちいち細かいクレームを最初から気にしてたらなんにもできないのよ。

さてと、カード用の写真…もっとカッコいい時に撮りたいな…。そんなのないが。