宮城の旅行記の話。

そんな大層なもんでなくていいんだけど。人の旅行記はまあまあ好きだ。

旅行記を読む目的って、何も言ったことのない場所を知ったり思いを馳せたりするばかりではないと思う。私の場合もそうで、知っている場所について書いてある記事が好き。住んでた街、訪れたことのある観光地、そしてなにより地元。その辺のキーワードを拾って読んでしまう。

私は宮城県仙台市生まれで石巻市だったり古川市だったりこちゃこちゃと移動はあるけどざっくりで仙台市ということにしている。

仙台市、東北と言えばまず出てくるくらい有名な街で良かったね。住んでて思ったことは、ここに旅行に来る人は何をしに来るんだろう?ということ。他の地域の人もそう思うことあるのだろうか。政令指定都市だし、昔からずっと観光ガイド本は出ているし、宮城県来るなら素通りすることもまずないだろうことはー交通の便から言ってもね、分かってはいるんだけど、実際あの街の旅行ってどうなの?

と思っているからこそ、外部の目線で捉えて記録された仙台市がとても面白くて新鮮でたまらない。みんなそういう感じで見てるんですね。

つまんなかった、という感想でもなんでもいいのでもっと地元民以外発信の仙台評を吸収して、もっともっと好きになりたい。今は東京に住んでいるので少し遠回しで歪んだ地元愛に帰結している気がする。あまり大きな声では言えないが、震災の時に東京に住んでいたの、感情としては消化しきれていないし。