チケット購入までの流れを。
妻のアカウントでフジロックの早割の抽選に申し込んでもらう。
これで当たると正規料金より10,000円ほど安く買える。
ニ人分だから20,000円だ。これは凄い。
申し込むも外れる。
はい~。
私のアカウントを使って2件申し込めばよいのかもしれないが、以前それをやって2つ当選してしまって。
クレカで申し込んでたからお金も引き落とされてしまい、余分な2枚のチケットが手元に来てしまった。
私達夫婦は駐車券を要しないので、入場券とキャンプチケット。
これ、そんなにレアでないのよね。
その時はチケットが売切れてもいなかったし、多少安いくらいじゃわざわざ個人売買しなくっても公式で買うわって人ばっかりで。
結構割り引いたんだけどなかなか引き取り手が現れず。
開催日ギリギリでなんとか譲渡できましたが、かなり気持ちが疲れた。
欲をかいたわけでもないけど、私達も引き取り手も損をしない範囲の金額設定ってところにしたら思ったより時間がかかった。
あれはもうやりたくない。
ハズれましたが次の手段としては、岩盤というお店-現在は渋谷にある、でフジロックのチケット早割分を直接売ってくれるのでそこに突入するというわけ。
だけどフジロッカー(恥ずかしい)の面々も少しでもチケット代を浮かすために同じことを考えているので、店側は整理券を配って対応をする。
その日時が岩盤のある渋谷パルコの入り口付近で販売当日の朝6時から配布ということになっている。
整理券だから枚数制限もある。
そうすると自然とどうなるか。並びが発生する。
これがある意味フジロック名物になっている、「早割の並び」だ。
今年は抽選にハズれたのでこちらに参加してきた。
今年はと言いつつ昨年も参加して並んできたし、今回で4回目だ。結構やっている。
幸い東京に住んでいて、渋谷にも前回の会場の池袋にも無理なく集合できる環境にあるためここはラッキーである。
地方に住んでいたら、この早割のために交通費かけて~みたいな本末転倒な話になるので難しいだろうし。
徹夜で並ぶっていうのはありだと思うし実際そういう人も結構いる(駐車券目当ての人は割とそうなる)のだけど私は駐車券要らないので今回は少しやり方を変えてみた。
徹夜で並ぶと疲れるけど、電車の始発で渋谷に向かうと万が一に整理券配布終了ということもある。昨年の池袋には始発で向かってゲットできたものの、私の数十人ほど後ろで整理券が終了していた。
そのため今年は渋谷の漫喫で始発が動き出す前の時間まで待機してから列に並ぶ方法とした。
漫画喫茶、週末なのに安い。昔と違って清潔な店内。
滅多に行かないからこそ進化を感じる。そのうち店内でヌいてくれるようになるんじゃわないか。
スーパーで買ってきたおつまみとお酒を持ち込み始発前の4時まで待つことにした。つくづくだが、私は漫画を読むのが遅い。そしてすぐ疲れる。
「HUNTER×HUNTER」の最新刊近く読んでいたのだが文字が多くて頭が死んでしまった。ストーリー云々も含め一体何をやっているのかよくわからないなあの漫画。
あとは「進撃の巨人」を読んでいた。あれも最後の方に差し掛かって色々大変だなあ。そして何をやっているのかわからない。
私には漫画を読む能力がないのかもしれない。
一時間ほど仮眠をとって4時すぎ。さあ並びだ。寒い外に繰り出そう。
渋谷パルコの周辺ぐるりでフジロッカーが思い思いの格好待機している。なんかすでにテンション上がっちゃってる人も結構いるのよね。うるさいことは全く無いけど、ずっとフェスの話してる人とか。
私はフジロックは好きだけど音楽全く知らないのでフェスの話というか歌手の話ができない。みんなよく知ってるよなー。うんうん、と2時間くらい感心していたらもう整理券配布の時間だ。朝6時。
私の後ろにいた女性二人組が、暇だったのか並びの人数を数えていたようで、配布開始の時点で500人を超えていたそうな。今回は入場券は1,000枚用意されていて一人2枚までとなっていたので、皆が最大値で買っていけばもう売り切れは見えている。それはないにしても現時点でこれであれば、これから渋谷に来て並び始める人たちは整理券配付終了になる可能性も高い。
あー、始発前で正解。
漫画喫茶代等を考えても、やきもきしながら始発に揺られるよりはずっと良かった。
朝方の空気の冷たさを感じながら少しずつ列が動く。
何も心配はなかったけれども、列が動き出すと改めてもうこれで大丈夫だなという感情が出てくる。とともに、フジロック始まったなという気分になってくる。
まだヘッドライナーの発表もない中、半分徹夜して並んでチケット買いに来るような人たちの、似たような感情のうねりが感じられる。みんなアホだな。きっと。
さ、整理券ゲット。
岩盤の会員証を忘れると1,000円で再発行せねばならないので気をつけよう。家にあってもこの場にないとだめだそう。
整理券とともに販売集合時間を渡される。
正午。
ここから6時間後、再集合となる。
さて、何をして時間を潰そうか、お腹も空いた。
長い土曜日がようやく始まった。