民俗音楽の変拍子は体力を使う話。

久々にライブを観に行ったので少しだけ書く。

場所は下北沢。日頃田舎に引きこもっている身としてはまずもって駅に降り立った瞬間に人酔いした。なにここ。帰宅困難者があふれてるかのようであった。そんな街、下北沢。当初は誰かと待ち合わせてご飯でも食べようかなーと思っていたけど振られたので、ライブを見るためだけに訪れライブ見たら即帰宅した。

余り大きなイベントではなかったため固有名詞出すと特定されちゃうから一般名詞だけで説明すると、日本人とチリ人によるベネズエラ音楽デュオ、及び日本人によるバルカン音楽(ギリシャマケドニアブルガリアやその辺)バンドのライブだった。あれだ、情報量が多めだ。

ベネズエラ音楽は少し馴染みがある。

バルカン音楽には詳しくないけどたぶんそこら辺を歩いている人よりは触れている方だと思う。バルカンブラスとかはCD買って聴いてたし、目当てのバンドが来日したときにライブに行ったりもした。たぶんそこら辺を歩いている人よりは触れている方だと思う、さすがに。Fanfare Ciocărliaは有名ですね。有名ですね!!

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Kočani orkestarとかみんな知ってますよね。みんな知ってますよね!!

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あ、さて。音楽というのは私としてはごく個人的な体験だと思っているのでライブの詳細とか感想は控えておきます。とても楽しかったよ!ってな感じで。

ただ、ちょっと一つ感じたのは、変拍子は疲れるということ。今回はバルカン音楽の方で。日本人が一般的に思い描く音の拍子ではとらえられずに体が調子をとれない。頭で考えるとわけわからなくなるけどかと言って体もノれない。音楽の流れに身を任せればいいんだけど一度気になっちゃって拍をとろうとしてとれないを繰り返してたらいつのまにか曲が終わっちゃうみたいな。さらにただでさえ変拍子なのにそれが曲の最中に変化したりメドレーで別の曲とシームレスつながったりするのでもうお手上げ。

これはやはり民俗音楽全般に言えると思うんだけど、きっと踊りなんだよね、足と体の動きと踊りがあってこその音なんだよね。ただただ聞く分にはいいんだけど体感しようとしたらその辺の知識というか素養を身につけたくなるわね。

私と同様南米音楽に馴染んでた後輩(20年ぶりくらいにこのライブで偶然会った)とも「これは疲れる…」が共通の感想だった。ベネズエラ音楽にも変拍子はあるし、もしかしたら傍目に見ればどっちもどっちかもしれないが、慣れというのはすごいもんだ。とにかくバルカン音楽は聴きながら体力の消耗があった。椅子に座ってるのにいい汗かいた気になってたもの。

なお、ベネズエラ音楽はこんなの。これは全然疲れない。

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