趣味という趣味がない話。

先日間違って「40の手習い」という言葉を使った。

間違いは間違いとしまして、この年になって何かを習いたいと思い始めたね。

努力が嫌いなので、先生に引っ張って行ってもらわないと何もできないんだと思う。

面倒なことも嫌い。

今までいろいろなことに興味を持っては挫折してきた。

興味を持っては挫折、興味を持っては挫折。

ただ挫折ってなんだ。

別にそれで食ってこうというわけでもない趣味に挫折もなにもあるかな。

休止だよ休止。

と思うことにしよう。

毎日コツコツ練習をすればある程度は誰でもなんでもできると思っている。

ただその毎日コツコツが、それが一番難しいんだ。

興味を持つっていうのは、ちょっとかじってみたいな、ではダメで、本当に好きにならないとならないのかな。

そういう意味での趣味は私には一つもない。

どうしても物事にはまれない。

とても寂しい。

無趣味・・・。

転職の際の履歴書には、多少なりともウケがよいかと思って「ジョギング」「トレイルランニング」と書いた。が、これが本当に趣味なのかどうかはだいぶ怪しい。

妻や友人と一緒に少し走ることはあるし、ちょこちょこと大会にも出た。無茶じゃないレースであれば完走はできた。

ただこれが趣味かな?

というのは一人ではやらないから。

休みの日に時間が空いたらよし山に行くか、とはならない。ずっと寝ていたい。

そこなんだよ、その意識。

なのでおそらく、やはり、履歴書用の趣味でしかないな。

話題はあるが、なんとも自発性を感じない。

寂しいもんですね。

今は何度も挫折(休止)してきた音楽をまたやりたい。

20年間、ずーっと頭の片隅にはあったけどまともには手を付けられていない弦楽器をやりたい。

笛は、そこそこできてるからいいか・・・みたいな。

一人で音楽練習するには笛じゃなくって弦楽器なんだよ。

ああもう。

なんか、つま弾きながらボソボソと歌いたい。

宴会芸でいいんだ。宴会芸程度で、酒飲んだ人がへ~そんなことできるんだ~位の感想を持つレベルでいいんだ。

悔しさとともにある弦楽器。

40の手習い・・・。