微妙なコンプレックス。

大学の時のロシア語の先生が、NHKラジオのロシア語講座の先生やってた・・・

とっても好きな先生だったけど、卒業後さっぱりロシアに関わっていない後ろめたさから全く連絡を取らなくなって早10年。

久しぶりに聴いた先生の声は変わらずに穏やかで。

大学近くのサイゼで奢られながら「ここ安いねー!ははは!」って笑ってた先生の姿が思い浮かびます。

あのときは正直もうちょっといいとこ連れてった欲しかったです。

「研究者はきついよ。嫁も子供もいるのに、食わせてやれないんだもの。ようやく講師になれて、それで36だよ。ほんとうにきつかった」ってマンツーマン授業でぼやいてくれて私にアカデミーの世界をすんなりと諦めさせてくれた先生、そのまましっかりと国立大で登りつめてちゃんと教授になられていました。

本当におめでとうございます。

もうお子さんも大きくなられたでしょう。成人したかしら。

とっても懐かしくてちょっと泣きそうで、しかし私のロシア語に対するコンプレックス部分をじくじくと刺激される、そんな出来事でした。