福祉の心は母心。

今日の昼飯時のラジオより。

リスナー投稿のちょっといい話みたいなコーナー。

--《投稿要約》----------------------------------------

毎朝学校に行く途中の道に、車椅子の人がいる。

一生懸命っぽい。

毎日見るから気になってきた。

毎日見るから気になってきた。

勇気を出して挨拶してみよう。

でも、急には変かな?と思ってたら声をかけられなかった。

今日こそは、今日こそは、なかなか勇気が出せない。

何もできない自分に情けなくなりました。

明日こそ、勇気を出して…。

----------------------------------------------------

はい、ストッピングー。

さもちょっとしたイイ話みたいに紹介されてました。

そうでしょうか。

そうでしょうか。

そうでしょうか?

この話はおかしい。

勝手に気になって声かけられなくって、ああ、俺情けなさス。

それだけだろう。

いい話?いやいや、それは福祉マジックにかかっているよ。

福祉マジック、それは車椅子等に象徴される、理解されやすい障害者を取り巻く人々がみんな「いい人」に見えてしまう都合のいいマジック。

さっきの話の「車椅子の人」を「いいケツした姉ちゃん」に置き換えると、投稿者の話が何でもないことが分かる。

ただ、文章のパーツに「車椅子の人」があるだけで、話の中心がぼやけて(投稿者にとって)都合のいい方向へと傾くのだ。

こういった福祉マジック、実は世には結構蔓延しているものと思います。

皆さんもお気をつけください。

福祉の端っこに関わる人間がお送りしました。

あまり穿った読み方はしないでくださいね。