コンドルの群れ。

「コンドルは飛んで行く」という曲があるだろう。

僕が大学のころに属していたサークルはああいった音楽のサークルだった。

そのころのこの曲の思い出を一つ。

サークルテープというものがあった。

今は曲をパソコンのデータとして扱えるが、当時はそんなもん特殊だった。MDがまだ少し高かった時代。テープもまだ現役だった。

テープからテープにダビングするダブルデッキなんて持っていた頃。

僕の入学する遥か前から録音され保管されていた音源、それらももちろんカセットテープだった。

CDやレコードからダビングしたもの、コンサートがライブ録音されたもの。

古いもので80年代のものもかなりあった。

ダビングを重ねすぎてノイズで音がまともにきこえなかったり、カセットの中身とケースがずれてて誰の何と言う曲か全く分からないとか間違って認識するとか、ざらだった。

そんな中、たぶん前後5年で僕ぐらいしかこれ聴いた奴いないだろう、というテープがあった。

それが通称(2~3人しか呼んでませんが)コンドルテープ。

収録曲目は

1.コンドルは飛んで行く

2.コンドルは飛んで行く

3.コンドルは飛んで行く

4.コンドルは飛んで行く

以下16曲ほどコンドルが飛びまくる凄いテープ。悪い意味で凄いテープ。

アレンジの参考にしようと思ったんだろうが、何せ同じ曲ばかり延々。飛んで行ったと思ったらまた飛ぶので、どれがどれとかよく覚えていない。多すぎて個体識別できないのだ。

もういいよ、疲れたよ!

鳥は飽きたよ!

5曲目ぐらいで大概タップしてるのだがまだまだ僕たちの闘いはこれからだ。

キラリと光る特別なコンドルを探して(いませんでしたが)聴き続けたのでした。

結局手持ちのCDのアレンジがとても良かったという。青い鳥は近くにいたと言うような話。