フォルクローレ小ネタ。
楽器紹介。
「この楽器チャフチャスと言いまして。まあお聞きの通り振るとチャッチャッと音が鳴る、打楽器と言えば良いんですかね。パーカッションの一つです。曲のリズムを奏でるのに使います。ご覧の通り音出すのは簡単なのですが、なかなかに奥の深い楽器です。これ、実は爪なんですね、爪に穴開けて紐を通して束ねてあるんです。この爪、何の爪かお分かりになりますかね。どっかで見たことある人も多いんじゃないですか？そう、これはキャバ嬢の爪なんです。正確にいうとフロアレディ、って言うんですか？一応。ま、キャバ嬢の方が通じやすいですね。あの色とりどりでギラギラした爪を集めてあるんです。と言っても勘違いしないでくださいね。別に無理矢理剥がしているわけじゃないですよ。それじゃちょっと可哀想ですもんね。キャバ嬢の爪はだいたい生え替わりの時期が決まってましてね、午前５時か６時くらいになるとキャバ嬢の集まってた場所付近にポロポロ落ちてるんですよ。いろんな色で石とかついてるものも結構ありますね。それらを拾い集めて乾燥させて、楽器にしたのがこのチャフチャスというわけです。じゃあ実際にちょっと鳴らしてみましょうか」
チャッチャッ
チャッチャッ
