FTR100完走記(前半)2022.10.19~2022.10.20の話。

以下Facebookからの転記。
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FunTrails Round 秩父&奥武蔵 100K/30K、完走いたしました。
初の100kmレース、ちゃんと頑張りました。
10/12(土)OMMにて。
 day1スタート2時間後に元々痛めていた左足首を再度大きく挫いてしまい、あ、今年のOMM終わったな、FTRも逝ったなと瞬間的に思った。
10/18(金)
左足首正直まだ腫れてるけどまあ大丈夫だろう。
有給休暇を取って前日受付で秩父市羊山公園へ来た。出展ブースで妻が補給食買い足したり私が赤いリポD買ったり。ぽかぽかで良かった。選手受付で必携品チェック、ライト2つと予備電池、レインウェア、ザック後ろにつける点滅ライトor反射板、サバイバルシート。
宿はいくつか経緯があって、近隣の市でリゾートホテルという名の元ラブホを予約していた。なんか普通のビジネスホテル泊るより安くてゆったりで設備もよかったぞ。海無し県の飯能でCostaとはずいぶんとまあ無い物ねだりが激しいことで。
夜寝る前に緊張してるか聞かれて緊張してるふりしたんだけど本当はそんなに緊張していなかった。普通に寝付けたし。舐めプとかじゃあなくて平常心だったということでここは一つ。
10/19(土)
3時半起き、6時頃スタート会場へ集合、7時スタート。
①スタート~A1国際釣場(約12km)
国際…?国際とは…?
スタート直後のトレイルが細めなので渋滞、焦らずに進める。最初だからテンション上がっちゃって飛ばし気味になりがちなところも冷静に。ロードでも妻がしっかりとゆっくりめペースで上手に調整していたので後ろについていくだけの簡単なお仕事。ロードが長いのと最初だから全然疲れていないのとで気分的にはあっという間に国際釣場のエイド到着。えっ、国際…?
パンと塩タブレットもらって出発、美味しいお饅頭があったらしいが見逃した。まだまだ余裕。
②A1国際釣場~A2正丸駅(約11km)
エイドを出てすぐ、今レース一発目の急登に差し掛かる。大野峠まで約550mを一気に登る。10月の頭に走った「外秩父50」でも大野峠を通過したのだけれどその時よりはだいぶ楽。峠までのルートが違うからね。前回は吐くかと思った。私は登りが好きだしあまり苦じゃないんだけど息は荒いので非常に苦しそうに見えるのが特徴です。
ここで妻とはお別れ。次会うときはゴール会場だ。原監督ばりのグータッチをして後ろ姿を見送るアンチ巨人。背中が遠ざかる。
大野峠からは下りながら正丸駅へ。下りと言いつつも崩れた木段がある壁みたいな登りを挟んだり、正丸駅こちらっていうロードの表示をガン無視してトレイルで正丸駅に向かわされたりとトレランってこういうとこあるよね。
順調に正丸駅エイド到着。調子は良い。水分補充とチロルチョコと塩タブレットとおにぎり、お目当てのきのこ汁は売り切れ。速い人きのこ汁食べ過ぎじゃない!?わんぱくか。あとエイドのおにぎりはもうちょっとしょっぱい方がいいなと思った。わがまま。
エイドでのチョコは以降も全部チロルチョコだったのが嬉しかった。味も各種で楽しい。主にホワイトチョコばかり選んで食べていたが定番のヌガー入りのもこの機会に食べておけば良かった。自分では買わないチロルチョコ
このエイド、とにかくみんながコーラを飲みまくったらしくスタッフが「コーラ以外の炭酸も飲んで;_;」ってなってた。トレラン時のコーラ需要はとても高い。なんとなくコーラを飲まずにゴールしようと縛りを課してみた。ここではCCレモン
③A2正丸駅~A3子の権現(約5km)
正丸駅に猫がいた!
駅出てしばらくロード。真面目にジョギング。お友達と一緒に試走をした区間だなあと思い出しながら、分かりづらいトレイルの入り口から登りに入る。試走のときは案外きつくて細い登りだと認識したけど今日は調子がいいのでこんな登りは屁でもない。フンガフンガ声を出しながら登る。その節はうるさくてどうもすみません。
一旦登りも落ち着いてぼんやり人の尻を追いかけながら何も考えずに進む。まだ大丈夫、楽しい。子の権現エイドの直前はまた急な登りなんだけど人の尻見てたらわりとさっさと終わった。
子の権現エイドで水と麦茶補充。エイドまでの距離を測りながら水分摂って補充してがきっちり出来ている。給食の中で冷たいそばを食べた。おいなりは食べる気が起きず、またチョコと塩タブレット秩父のワインゼリーも今回はスルー。ジンジャーエールを飲んだ。移動している間1時間おきにアラーム鳴らしてジェルの強制給餌をしているからカロリー足りてるように感じるのかな。それかこの区間がたった5kmだったので、という理由もありそう。
④A3子の権現~A4名栗川広場(約7km)
子の権現周辺から竹寺へ向かうルートは何度も通った道、レース中盤で逆方向からもう一度通ることになるので感覚を体で覚えておこうと思ったけどもそんなのすぐ忘れたよね。
名栗湖周辺の住宅街だけ今まで一度も通ったことのない部分が含まれていたものの、道としても特筆すべきこともなく、この7kmは最も楽な区間だった。
名栗川広場エイドでは激熱(温度が)のクリームシチューをいただき温まる、激熱。サンドイッチは飯能市のパン屋さん提供のもの。ここで提供品のリポDのゼリー飲料が無料配布されるという大判振る舞い、買うと240円はするのに、というかスタート会場で200円で売ってたのに、ここで配りますか。良かった、私が買ったのはリポDの液体の方だったのでちょっと損した気分を味わうことなく済んで。ケチだからこういうのあとまで気にしてしまう。で、当然もらう。あとジンジャーエールを飲んだ。
まだ気温は高かったのだけれどもこの辺からストーブ周辺で体を温めている選手がチラホラ出てきた。私はまだ無駄に元気。いけるぞー。
⑤A4名栗川広場~A5ゆのた(約14km)
二発目の急登を含んだたぶん一番きつい区間。ゴンジリ峠っていう筋肉ありそうな名前の峠まで一気に登り続けること標高差700mくらいだよこりゃ。名栗川のエイド出るときに他の選手の応援の方が「ゴンジリ峠までとにかく頑張る、小一時間くらい登れば!」みたいなこと言ってましたが舐めんなよ、と。ゴンジリ峠舐めんなよと。
登りは気合入れるタイプなのでまたフンガフンガ声出しながら進む。うるさくてすみませんなんだけど止められなくて。補給でさっきもらったリポDゼリー飲んでみた、パワー出た気がする。
試走は二度していて、キツい区間ではあることはよく思い知らされていたので舐めずに頑張った。できるのであれば試走は大事。ゴンジリ峠を上り切り長い下りに入ってもロードに出る前にデカい壁みたいなのがそびえているんだよなあとか、原市場という下界の地名表示が出てからこれでもかと言うほど長いんだよなあみたいな感覚知っておくの大事。メンタル。
下りでだいぶ暗くなったのでヘッドライト装着。暗いと昼間に通ったことのある道が全然違うように見える。今回はコース案内のひらひらテープと矢印がしっかりあったので分岐で困ることはなかったんだけど、逆にそれに頼りすぎていて全然地図を見なかった。良いんだか悪いんだか。試走の時にちょっと迷ったところも気づかずに通り過ぎていたり。難しいけれども本番を想定した時間帯での試走もできればよいのだろうな。
ゆのたエイドに降りる前のトレイルまで自分の左足首のことがあって下りはとても慎重に行っていたのに、走りたくて仕方がない男達のトレインに巻き込まれてしまい無理やり走らされてしまった。怖い。男達怖い。
そのままの勢いでロードに降りて走ってたら右膝が痛み出した。むう、良くない。
ゆのたエイド着、ここにはドロップバックがある。腕時計の充電だけとりあえずセットしてダウン着てからエイドの給食をもらいに行こう。塩タブレット、チョコ、バナナを食べる。ここでもジンジャーエールを飲んだ。美味しさ再発見みたいな感じでジンジャーエールが無性に飲みたくなっちゃった。
温かい汁モノはここは豚汁。残念、豚が入ってなかった。あとは「しばづと」という郷土料理。シソの香りがして超美味しい!ってなったけど別にシソは入ってなかった模様。何を食べたんだ私は。
ストーブ周辺で死んでる人結構出てきた。出走しているランの先輩と、応援に駆けつけてくれたお友達とちょうど会えた。先輩も私もまだ生きてる。ここから急に寒くなったのでウィンドシェルを着込み補給食入れ替え、カフェイン入り液体リポDを持って出発。このエイドが49km地点ということで約半分かー。
ということで記録もここまでで約半分。写真はレース前日に食べたうどん。