誕生日の話。

両親はスマホを持っていない。

使い慣れた二つ折りのフィーチャーフォンから変えるのが嫌だということで。
スマホに少し興味を示して勢いで「スマホにする!」と言ってたこともあったので帰省の際に私があれこれしてみたものの。スマホに替えるためにショップに出向く前夜に事前学習としてOSとかアカウントとかパスワードとかアプリとかそういう基本概念についてなるべく嚙み砕いて授業を行ったところ、母親が音を上げてしまいフィーチャーフォンのまま機種変をするという結果になった。10年以上は使っていてバッテリーが持たなくなっていたタイミングでの話だったので機種変自体はした。
見た目は二つ折りのガラケーだがガラホという扱いのものにしたので料金もシニアのスマホデビュー割とかなんとかそういうのが適用されて結構安くなったし親も不便がなさそうだったのでこれでいいと思った。勢いでスマホにすると言ってたものの、そもそもスマホがなんなのかよく分からない、何かしたいわけでもない、写真も撮らない、友達とは電話かメールがあるから困ってない、という状況だったのでなおさら。
一応、たまに友人のご婦人グループがLINEで連絡を取りたいと言っていること、よく行くボーリング場が紙のポイントカードを廃止してスマホのアプリのみになってしまったことを少し気にしていたんだけれども、本人はそれだけだからいいやって感じだった。
事務仕事をしていたのは30年以上前、PCにも触ったことがない人にはスマホもちょっと難しかったよね。画面の小さなPCだし。

父については当人これといった意思もなし。変えるなら変えるし変えないなら変えない。どっちでもいいと。特に連絡する友人もいない人(電話帳には家族含めて6件しか連絡先がなかった)なので本当に何でもいいんだろう。友人がいない件はかつて心配になったけれどもそれは完璧に余計なお世話だ。人づきあいが苦手で一人遊びが得意な人なのでそれでいい。お酒は好きだけど人と飲むのは嫌いでテレビに対して文句言ってる方が楽しいみたいだし。

という感じの両親だが、母から「75歳になりました」とメールが来た。全く使っていなかった楽天のメールアドレスがあったのでそれを母とのホットラインにしている。保険証がピンク色になったよ、だってさ。後期高齢者ってことだと思う、きっと。ところで親は国民健康保険加入者なんだろうか?よく分からないな。父が公社(昔の言葉ですね)勤めだったのだが、その組合とかが退職後も継続してたりとかそういう制度あったりするんだろうか。よく分からない。知っておくべきなんだろうか。

母は昨年肩が痛くて入院してたとは聞いたが特に重い話でもなかったんだろう、誕生日をまたいで旅行に行っていたらしい。ようござんすね。
特に確認していないけれどどうせ父が運転したんだろう。電車移動が好きじゃない人たち、どこにでも父の運転で行ってしまう。富士山を見に行っていたらしいので、宮城から多分静岡。ひー。父も後期高齢者。どっかのタイミングでなあ、車も手じまいしてほしいものだが、車がないと何もできなくなる寂れたニュータウンに住んでいるため口を出すのも難しい。

ともあれまだ元気そうでよかった。このままピンピンコロリを目指して頑張ってほしい。