大学時代の後輩といまだに付き合いがある。20年以上経つのに意外と途切れないものだ。厳密には大学も違うんだが、同様のサークルだったので私が先方に勝手に顔を出していて仲良くなってそこからずっとだ。
もうお互い40越えているのだがなんとなく先輩後輩の関係性てのは残るもんだね。
私はめったに都心に出ない、そしてなんとなく神奈川には縁がない。
今回都心に用事があり、せっかく都心に出たからちょっと遊びたいと思いその後輩(横浜在住)に声をかけ、横浜中華街観光に連れて行ってもらうことにした。
都心で遊べやと言われたらそうなんだが…。
元町・中華街駅で待ち合わせ。まるで観光客である。
日曜日ということで人でごった返す駅。いいなあこういう雰囲気。祭りか。
彼にとっては家からの最寄り駅とのことだがこんな祝祭空間が徒歩圏内に一年中存在しているのはどんな気持ちなんだろう。
さて、中華街素人である私は今回は完璧についていく人に徹する。オススメを連れまわしておくれ!と言いつつTwitterで人に勧めてもらった海鮮粥の店の名前をそれとなく出してみる。「ああ、有名なお店ですね、店の前にとりあえいず行ってみましょうか」ということで連れられる。中華街がどういう構造になっているのか、広さがどのくらいあるもんかも全然わからず、そしてめっちゃ人が多いのではぐれないように手を握ろうかとすら思った。そういうキュン的人生経験欲しかったな。
粥の店、並んでるけど少し待てば行けそう、そして美味しそう。ということを確認したうえで、粥の店の隣の店に入る。台湾立ち飲みの店、ここでまずはアルコール入れて作戦立案だ。隙あらば酒を飲もうとするその姿勢、ずっと変わってなくて好き。
「妻が下戸なのでこういう店には付き合ってもらえない」との軽い愚痴を聞きながら適当に酒。

いきなりメインストリームから外れ気味の店に連れてくる後輩、信用できる。こういうのがいいんですよ、小皿を突きながら家庭のことやら共通の友人のことやら音楽のことやら。
なお手前の湯飲みみたいなのの中身は白酒(バイチュウ)である。ウォッカみたいなもの。アルコール45度。もうちょっと大きなグラスで来るかと期待したが、ショットだった。
年に1回くらいは会って酒飲んでる気がするが、二人だけで遊ぶのは初めてだと思う。気が置けなくて楽。
ちょっと観光がしたい私。少しお腹に入れたので食事を後回しにしてしまう。
「廟に連れて行ってくれ、なんか有名なんでしょう?廟」
という漠然とした知識で廟に行くことにした。まず廟って何なんだろうか。
オッケー、神社みたいなもんだね。行くぜ廟。
来たぜ、廟。
テレビとかで見たことあるけど派手な神社だな。
さすが中華とも思ったが、日光東照宮の例もあるから別に民族性の話ではなさそう。とにかく豪華でパワフルってことだ。

私は狛犬が好きなので写真を撮った。
フレンチブル的なあほっぽい愛らしさがある。好き。
廟の後は定番的に小籠包の店に連れて行ってもらう。
歩きながら中華街で入らないほうがいい店の話をずっとしていた。やたら安い店とギラギラしてる店は初手で弾くべし、そして店名に「龍」がついていたら信用しないほうがいい、など。ふむふむ、今後の参考にします。
ショーウインドウが昭和な感じの路地裏の店にビンビンにセンサーが反応するわけだが、今回は冒険せず彼のまあまあ行きつけの店に決めた。
いや、店名に「龍」入ってんじゃねえか。
小籠包は小龍包とも表記するらしい(?)んだが。
隣にあった「小籠包食べ放題1,980円!」よりはおいしそうな店構えである。

小籠包5種盛とか。
美味しいね。ベロ火傷した。これもこれで観光客っぽい。
食べ方がなってない!と後輩に指摘された。
今までは酒入れるとつい飲み放題でしっかりできあがる遊び方しかしてこなかったのでこう控えめに飲んで散策して、みたいな振る舞いは新鮮だ。たくさん飲むのが常に正解というわけではない。
さらっと飲んであとは散策しようということに。

湾岸だ!ヨコハマって感じ。
港が広い。
開けすぎていて怖い。
歩いていたらグリーンルームフェスが開催されていて音漏れバンバンだった。ただで聴けるじゃん。
クラフトビールの品揃えが群を抜いているということで有名なセブンイレブンにも寄ってもらった。
飲みながら歩く。毎度思うが、これで日本酒の四合瓶買えちゃうんだよなあ。
なんて贅沢な飲み物なんだクラフトビール。日本人はまだまだ金持ちだな?
クラフトビールあまり知らなそうな若者集団が「わーなんかすごいいっぱい缶があるよ!……なにこれたっか!!!」って言ってた。わかるよ。高いよな。
夕方薄暗くなってきていい感じのムードになったところでオフィス街を抜けて横浜駅へ。おお、これがそのうち倒産する日産の本社か~って見物しながら帰路についた。
東京に住んでてそんなに遠くないはずなんだけどなんか足が向かなかった横浜。
行ってみればさすが楽しい場所だったのでまたゆっくりと遊びに来たい。