画面で自分の顔を見る話。

スマホでなんか申し込む際、今回は銀行口座をアプリで申し込んだ際の話なんだけどよく顔写真で個人認証の仕組みがある。強制でインカメラが起動して、顔を枠内におさめて、右目をつぶって、左を向いて、最後に正面向いて。ってやつ。

自分の顔写真を撮らないもんで、スマホで自分の顔を確認する機会があるとびびる。ハンサムガイだったり若いねえちゃんだったりなら分かるんだけど、どちらにも当てはまらない自分が自分の顔を日常で撮る意味はないと思っている。何が悲しくてそんなことを。なので画面に映った自分にびっくりする。人に撮ってもらう写真もたいがい自己イメージよりも禿げていて困ってるんだけれど、インカメラで見ると本当にひどい。ストレートな美醜をとりあえず脇に置いておいてくれる人間と出会えて結婚できているのでその辺は幸運だったけどなんかこんな顔なんだなとたまに思う。

今回口座開設の手続きはスムーズだったけどアプリの設定で不具合があって、最後の登録の直前で完了せずにまた最初からやり直す、という作業を複数回行った。多めの複数回。15回くらいかな。最終的には自前で解決できなくて申し訳なく思いつつサポートの人と電話でやり取りして強行突破したものの、そこに至るまでの試行回数はそれくらい重ねた。

15回も、自分の顔を見続けるの、苦痛だったな。毎回なんか変なおじさんが写るんだもの。たまに間違って"大吉"みたいな感じでインターネットでちやほやされる系の顔が写っても良いと思うだが現実はずっと末吉だった。なんだこの確定おみくじ。

容姿に関しては自虐が止まらない。もっと愛せる顔に生まれたかったなあ。最近以前よりは少し痩せて丸みが取れたのでそっち方向で今後も精進していきたい。もっとジジイになれば勝手に渋くなることを夢見て。